国内生保から外資生保への転職を考えるときに、最低限知っておきたいこと

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国内の生命保険会社で営業の経験を積み重ねてきた方の中には、収入やワークライフバランスなどを考慮し、外資系生命保険会社への転職を検討されている人も多いかもしれません。

外資系生命保険会社は、スマートなコンサルティング型の営業スタイルで、お客さまのニーズにあった商品をオーダーメイドできる楽しさがあり、営業報酬が高く、年齢や性別関係なく活躍できる上、働く時間や日数などを含めた働き方は自由、という煌びやかなイメージがあるかと思います。

一方で、新規開拓営業が大変で成果報酬のため収入が安定しないプレッシャーがある、という印象もあるかもしれません。

そこで、外資系生命保険会社への転職を検討する前に、最低限知っておきたいことをしっかり整理してみましょう。

外資生保の営業を知るために、押さえておきたい7つのこと

個々の企業によって違いはありますが、外資系生命保険会社の営業への転職を検討する上で、必ず押さえておきたいことを紹介します。

国内生命保険会社との違いも含めて、転職活動の参考にしてみてください。

①商品の違い/外資生命は「オーダーメイド型」が主流

国内生命保険会社と外資系生命保険会社では、販売する保険商品が少々異なります。

企業によって多少の違いはありますが、国内生命保険会社が、基本の死亡保障に特約をつけるパッケージ商品の販売を主とすることに対して、外資系生命保険会社は、人生設計や希望に合わせて各種保険のパーツを組み合わせるオーダーメイドスタイルです。

そのため、外資系生命保険会社の営業は、お客さまそれぞれの事情を深くヒアリングする必要があり、営業スタイルがコンサルティング型と言われています。

②働き方の違い/外資生保の「働く時間は自由裁量」

企業によって多少の違いはあるものの、外資系生命保険の営業はフリーランスや個人事業主に近い働き方です

1日の労働時間や残業、休暇の取得なども自分次第というところでしょうか。
その背景には、完全成果主義という収入形態があります。
労働時間は自由で自己の裁量に委ねられていますが、営業成果がダイレクトに収入に反映されます。
働いた時間と成果が完全に比例するとは言えない世界ですが、バランスが重要でしょう。

外資系生命保険会社での営業職で、自分の考え方に即した働き方を検討する際には、収入形態と働き方のバランスはとても重要な視点ですので、転職活動をする時には関連する情報に注意が必要でしょう。

③営業スタイルの違い/外資生保は「ほぼ新規開拓」 

国内生命保険会社の営業は、新しいお客さまの開拓も必要ですが、契約者の方々に定期訪問をするなどアフターフォローを大切にしつつ、人生の節目節目で状況に合わせて保険を見直していく提案をしながら営業をするスタイルが一般的です。

それに対して、外資系生命保険会社は、新規開拓が主で、常に新しいお客様を見つけ続ける必要があります。

その背景には、報酬形態の違いがあります。

外資系生命保険会社は契約獲得に伴うコミッション率が高く、契約継続に伴うコミッション率は、かなり低めに設定されています。

そのため、新規の契約を獲得し続けることが高額の収入を維持するために重要なのです。

このように報酬や収入形態の違いは、営業スタイルの違いに直接影響します。

転職活動をする際には、自分が得意とする営業スタイルと照らし合わせながら、入念なチェックをする必要があります。

④コスト(経費)負担の違い/外資生保は「ほぼ自腹」

国内生命保険会社の営業では、営業に関わる経費の負担は一般的です。

外資系生命保険会社の場合も、営業に関わる経費の負担はあり、外資系生命保険会社の場合はその全てが自分で負担することになることが多いです。

外資系生命保険会社の保険営業は、フリーランスや個人事業主に似た働き方のため、保障されている基本給は低く設定されていますが、交通費、飲食代、通信費、文具など一切の営業経費は自分で負担することになります。

ひとつひとつの経費は小さなものでも、積み重なると大きな負担となってくるため、転職活動をする際には、経費の取り扱いについても詳しく調べておく必要があります。

⑤福利厚生の違い/外資生保は「退職金などの福利厚生が内資生保に比べ充実していない」

外資系生命保険会社の保険営業は、福利厚生や退職金などの制度がないケースが多いです。

その代わりにコミッション率が高く、働き方の自由度が高いというメリットもあります。

このような制度は企業によって事前に把握しづらいことかもしれませんが、退職金などの制度については転職活動をする上で、必ず調べておく必要があります。

⑥収入の違い/外資生保は「フルコミッションで上限なし」

外資系生命保険会社は、完全成果報酬制度を採用している企業が一般的です。

最初の1、2年は、基本の給与保障が一定額あるケースが見受けられますが、国内生命保険会社と比べて、基本の給与保障額は低く設定されています

その代わり、自分の営業成果はフルコミッションとしてダイレクトに収入につながりますし、そのコミッション率は高く、さらに収入に上限がないケースが一般的です。

基本の給与保障額やその期間、コミッション率などはあまり公表されていないため、転職を検討する段階でなかなか事前に把握出来づらい内容ですが、収入の条件はモチベーションの意味でも大変重要な事柄のため、できるだけ情報を集めて比較検討することがいいでしょう。

⑦処遇の違い/外資保険会社は「実力主義」

外資系生命保険会社の保険営業は、完全な実力主義です。

営業成績がダイレクトに収入に影響しますので、実績が伴わず収入の不安定さを理由に、離職する人も多いのが実情です。

しかしその一方で、自分の成果がそのまま収入につながる面白さもあります。
自分のやる気と努力次第で高収入が期待できるのはチャレンジのしがいがあり、魅力的です。

外資生保の保険営業に向いている、5つの特徴

国内生命保険会社から、外資系生命保険会社へ転職を検討するためには、自分の性格や理想とする働き方が、外資系生命保険会社の保険営業に向いているのかを確認しておく必要があります。

外資系生命保険会社の保険営業に向いている人の特徴を5つ紹介します。今後の転職活動の参考にしてみてください。

①収入をモチベーションに、努力を続けられる人

外資系生命保険会社の保険営業を担う大きな魅力は、高額の収入を得られる可能性ではないでしょうか。

そのため、営業実績がダイレクトに収入につながる楽しみをモチベーションに努力を続けられる人は、チャレンジのしがいがある職種だと思います。

外資系生命保険会社で、成功するひとつの方法は、自分が希望する収入額を目標に掲げ、それに向けて工夫を繰り返しながら営業スキルを磨く努力をし続けることでしょう。

収入に上限がない営業に、夢や希望を抱き、主体的に働ける人は外資系生命保険会社での保険営業にチャレンジすることをおすすめしたいです。

②新規開拓能力に自信がある人

外資系生命保険の営業スタイルは、新規開拓がメインです。

新規開拓は根気が必要なのでそれを苦痛と感じる人もいるかもしれませんが、新しい人と出会うチャンスを作り出したり、出会いを広げたりすることが好きな人は外資系生命保険の保険営業が向いているでしょう。

③人脈が広い人

外資系生命保険の保険営業で大変重要な新規開拓営業は、知り合いやネットワークが広いほど有利です。

そのため、人付き合いが好きだったり、過去も含めてさまざまな人脈を持っている人は、向いていると思います。

④自己管理力が高く、一人でコツコツ努力できる人

外資系生命保険会社での営業職は個人事業主のようなもので、常に試行錯誤を繰り返しながら軌道修正を加えつつ、一歩一歩前に進んでいく必要があります。

特に顧客の新規開拓活動は、トライアンドエラーの連続ですから、自分で自分自身をマネジメントしなければ実績が伴わず、収入が不安定になり、早々に離脱することにつながります。

働き方の自由度が高いが故に自己管理が必要なので、自分を律してコツコツと努力を重ねられる人が向いているのではないでしょうか。

⑤フットワークが軽い人

新規開拓のチャンスはいつ訪れるかわからず、紹介などで突然お客さまに呼ばれることもしばしばあります。

そのため、外資系生命保険会社の保険営業を担う重要なスキルのひとつがフットワークの軽さです。

フットワーク軽く、さまざまな場所で人との繋がりを広げていくことが楽しめる人は、外資系生命保険会社の保険営業に向いている重要な要素ではないでしょうか。

まとめ

外資系生命保険会社は、その収入面や働き方の自由度に大きな魅力を感じる人も多く、高収入を期待してチャレンジしたくなる人も多いのではないでしょうか。

収入や制度は企業によって異なるため、外資系生命保険会社で成功するためには、自分に合った条件の企業を見つける必要があります。

そのためには、深い情報まで知ることがとても重要になってきます。

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