外資系保険会社から乗合代理店への転職を考える

2023.3.6

保険の契約は比較して選ぶ時代になり、消費者の保険契約に伴う動向は随分と様変わりしました。
そんな中で、昨今の社会情勢の変化による将来不安の高まりから、保険の新規契約や見直しが重視されるようになったことで、乗合代理店の重要性が高まっています。

その担い手の多くは、保険などの金融機関に勤務した経験を持つ方々ですが、中でも外資系保険会社で保険営業をしていた方の活躍が目まぐるしく、これから仕事の場を乗合代理店に移すことを検討されている人も多いのではないでしょうか?

そこで、今後の転職活動の参考に、乗合代理店へ転職を検討するおすすめポイントと共に、乗合代理店での営業が向いているタイプも紹介します。

乗合代理店へ転職を検討するおすすめポイントの紹介

乗合代理店への転職をおすすめする5つの理由

保険営業は、保険の新規契約や見直しを検討しているお客さまへ、個々のライフプランに応じた保険商品を提案することが主たる仕事ですが、同じ保険営業でも外資系保険会社と乗合代理店では活動内容が異なるため、活躍する人の特性も変わってきます。

例えば、2、3年外資系保険会社で保険営業を経験してきたけれども、自分の特性を活かしきれていないと感じるなど、今後の不安を抱いているような場合は、これまで培った知識や経験を糧に、活躍の場を変えることで自分の適性が活かされ能力が発揮されることもあります。

そんな方々へ、ここでは外資系保険会社から乗合代理店へ転職をおすすめしたい5つの理由を紹介します。

理由1. 見込み客との接点の作り方が違う

外資系保険会社で保険営業するにあたり、新規の見込み客をつくり続けることに荷の重さを感じているという人は、乗合代理店に活躍の場を移すことを検討してみるといいかもしれません。

自分の人脈をフル稼働し、時には新しい出会いを求め続ける状況を続けていくのは厳しい場合もあるでしょう。

乗合代理店の中には、見込み客獲得から契約までの一連の流れを分業化している企業もあります。
例えば、見込み客との接点をWEBサイトやイベントなどを通じて行い、お客さまとのアポイントとの日程調整までをコールセンターが担って、その後、営業担当者がお客さまの元へ伺って商品の提案を行うというものです。

これまで保険の営業をする中で、見込み客作りに多くの時間を割かれて将来のことを考えるとずっと続けることが難しいなと思っているけれども、一度お客さまと接すると、コンサルティング能力を発揮して高い成約率を得ていたような人には、乗合代理店の分業システムはとても魅力的な仕組みかもしれません。

理由2. 固定給が高く、経費が会社負担

外資系保険会社の多くは、最初の数年で固定給が徐々に減少し、その後は一定の固定給をベースにしつつ、主な収入は、成果に応じたコミッションになります。

また、契約を獲得してから1、2年はコミッション率が高いものの、後は低い継続手数料に切り替わることが多いため、常に新規契約を獲得し続けなければ、生活をしていくうえで必要な収入を得ることがが難しくなってしまうこともあります。

外資系保険会社の営業は、完全な実力主義なため、確実に新規契約を獲得し続けられる営業スタイルの人にとってみれば、高いコミッション率が大きな魅力となりますが、収入の不安定さや新規契約を取り続けることに疲弊する人も多いでしょう。

乗合代理店の中には、固定給が大変高い企業もあります。

もちろんその分、コミッション率が低くなる傾向がありますが、高い固定給の安心のもとにお客さまと対峙できるため、より顧客視点にたった提案がしやすくなるでしょう。

また、外資系保険会社の場合、交際費や通信費などの経費は自己負担の場合が多いと思いますが、乗合代理店の場合、お客さまとの接点に纏わる経費を会社が負担する企業もあります。

経費負担を気にせずに営業に集中ができるのは大きなメリットです。

金銭的な負担を極力抑えて、これまで培ってきた保険の知識とコンサルティング営業の能力を活かしたいという人には、乗合代理店へ活躍の場を移すことも検討してみるといいでしょう。

コンサル型の営業スキルが活かせる

理由3. コンサル型の営業スキルが活かせる

外資系保険会社には、パッケージ商品を売る国内系とは異なり、お客さまが自ら欲しい保険を選んで設計することができるオーダーメイド型の保険を販売している会社もあります。

そのため、外資系保険会社で保険営業を経験してきた方は、お客さまの現状や将来設計などを詳しくヒアリングし、それに適した商品を提案する高いコンサルティング能力を培われていることでしょう

乗合代理店は、企業にもよりますが、30−40以上の幅広い保険商品を取り扱い、お客さまのニーズに合わせて提案をします。

そのため、高いヒアリング力が求められると同時に、適切な商品を提案するコンサルティング能力が求められるため、外資系保険会社で培ってきた能力を存分に活かすことができるのです。

理由4. 金融に対する知識レベルの高さが活かせる

外資系保険会社は顧客の特性上、富裕層や法人が多く、営業職の方々は保険以外の金融事情に触れることが増え、金融全般の豊富な知識を有していることが多いことかと思います。

乗合代理店は、どんなニーズにも答えられるように、数多くの保険商品をラインナップしています。

中には、保障という観点だけではなく、投資や貯蓄も含めた目的に合った保険商品も取り扱われている場合もあります。

これまで外資系保険会社で培ってきた金融知識は、商品のセレクションで十分に活かされ、複数の保険商品と組み合わせた提案ができるだけではなく、お客さまへの信頼にも繋がることから、営業成果の裏付けのひとつとなるでしょう。

理由5. 高い自己管理能力が活かせる

外資系保険会社という実力主義のステージにおいて、営業スキルを構築されてきた方は、主体的な自己管理が得意な方が多いです。
その高い自己管理能力は、乗合代理店において活躍するにあたり、大きなスキルになります。

一般的に、乗合代理店での働き方は、外資系保険会社と似通っており、企業から指定される出社の必要がある日は少なく、働く時間は自分の裁量下にあるケースもあります。

外資系保険会社のような時間の自由さを求めつつ、活躍のステージを変えたい人には乗合代理店への転職を検討してみるのもひとつです。

高い自己管理能力が活かせる

乗合代理店への転職をおすすめしたいタイプ5つ

外資系保険会社から乗合代理店への転職をおすすめしたいタイプを紹介します。
当てはまるものがあれば、前向きに検討してみてもいいかもしれません。

個人向けの保険営業がしたい

外資系保険会社で活躍している人は、富裕層や法人のネットワークを有している人も多いと思いますが、乗合代理店の利用者の多くは、一般の個人の方です。
普通のご家庭の人生設計を保険を通じて支える個人向けの保険営業を仕事にしたいという人は、乗合代理店がおすすめです。

新規見込み客作りのループから脱したい

常に新規開拓、見込み客の獲得に邁進する営業スタイルよりも、企業から提供された見込み客へ赴き、商品の説明や提案内容に重きを置く営業スタイルの方が得意だと感じる人は、乗合代理店がおすすめです。

収入に過度な不安を覚えることなくお客さまと対峙したい

収入においてコミッション率の高さよりも、固定給の割合の高さや、経費負担の少なさを重んじ、働く上で収入の不安定さを取り除きたい場合は、乗合代理店がおすすめです。

時間を自由に使いたい

乗合代理店も外資系保険会社同様、労働時間において個人の自由裁量が保たれています。
ワークライフバランスを大切に、会社に縛られない働き方を望む人は、乗合代理店への転職をしても希望の働き方が可能でしょう。

キャリアチェンジを考えられる安心感が欲しい

乗合代理店の中には、勤務している中で、家族の事情や出産育児、または自分の適性を考え営業職以外の仕事を選択したくなった場合でも、企業の中でキャリアチェンジできる制度を設けているところもあります。将来的にもずっと営業職を担うことに不安を感じる人は、社内異動が可能な乗合代理店を検討してみるのもいいでしょう。

乗合代理店の魅力をご紹介まとめ

外資系保険会社で培ってきた知識と能力を存分に活かして活躍できる乗合代理店の魅力をご紹介しました。
社会人になりある程度年数を経ると、働く上での自分の特性が見えてくるものです。
自分にあった場所で働くことは、自分の能力や価値を活かすことに繋がります。

ここでご紹介した乗合代理店の特徴に魅力を感じたり、自身の営業スタイルや適性が乗合代理店に向いていると感じたら、時代の変化に合わせて、新しい一歩を踏み出してもいいかもしれません。

私たちHonesty(オネスティ)は、金融・保険を専門としている「特化型」転職エージェントです。
長年培ってきた業界情報を元に、ひとりひとりの特性が活かせる乗合代理店を選ぶサポートをいたします。新しい活躍の場を求める際には、ぜひ活用ください。

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