収入を青天井で上げることができるフルコミッション営業。ですが、仕事の結果次第で収入が変わるため不安を感じる方も少なくありません。
そのため、固定給にプラスして成果報酬がもらえる企業に転職を考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、フルコミは年収が毎年一定ではないため、応募企業に対してどのように現年収や希望年収を伝えるべきか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、フルコミから固定給と成果報酬型の企業に転職する場合の現年収の伝え方や、希望年収の伝え方を解説します。
「フルコミから安定した給与がもらえる企業に転職したい!」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
フルコミッション営業における現年収の答え方
フルコミから固定給の企業に転職する際に悩むのが現年収の伝え方。
転職時は下記の方法から回答することをおすすめします。
- 直近の年収を答える
- 3年間の年収の平均を答える
- 現年収は正直に答える
- 1契約当たりの手数料率と年間の平均契約数を答える
それでは詳しく見ていきましょう。
直近の年収を答える
現年収を聞かれた場合、基本的には直近の年収を伝える方が多いです。
もちろん年によって年収に差が生じることが多いですが、採用担当者は「応募者の直近の実力」を知ることができ、年収のイメージがしやすくなります。
3年間の年収の平均を答える
フルコミッション営業の年収は、年ごとに大きな差が生まれてしまうことが多いです。
そのような場合は、3年間の年収の平均を伝えるのがおすすめ。
例えば、直近の年収が運悪く低い結果となってしまった場合、直近の年収だけを回答すると、低い年収を基準に入社後の年収が決まってしまう可能性が高いです。
また、平均ではなく直近3年間の年収を全て伝えるのも効果的です。
もしも大幅に年収が下がった場合は、その理由も一緒に伝えると、採用担当者に分かりやすく伝わるでしょう。
現年収は正直に答える
現年収を聞かれた場合は、見栄を張らずに正直に答えましょう。
転職先での年収を上げたいあまり現年収を高めに伝えてしまうケースがありますが、「源泉徴収票」により嘘が発覚します。
そのため、希望年収と現年収がかけ離れていたとしても、正直な年収を伝えたうえで「現職ではなぜその年収なのか」と「希望年収の理由」を答えましょう。
1契約当たりの手数料率と年間の平均契約数を答える
フルコミッション営業の年収は、「1契約当たりの手数料率」と「年間の契約数」から決まります。
そのため、上記2つを明確にすると採用担当者に年収が伝わりやすいでしょう。
年間の契約数については、年によって差が出る場合もあるため、就業期間中の平均の契約数を確認しておくことをおすすめします。
フルコミから固定給がある企業に転職する場合の希望年収の伝え方
希望年収は現年収と同じように、どのように伝えるべきか迷う方も多いはず。
希望年収は、下記の方法から回答することをおすすめします。
- 直近の年収と同水準の年収を答える
- 1件当たりの報酬から具体的な年収を想定する
- 固定給の年収相場に合わせた希望年収を伝える
それでは、希望年収の伝え方について詳しく見ていきましょう。
直近の年収と同水準の年収を答える
フルコミッション営業における年収は毎年安定しているわけではないため、一律で〇〇万円と答えるのが難しいはず。
それではどのように希望年収を伝えるかというと、「直近の年収と同水準の希望年収」を伝えましょう。
同業界における転職活動では、直近の年収と同水準か少し上に設定してくれる企業が多いため、実際にこのように希望年収を伝える方が多いです。
1件当たりの報酬から具体的な年収を想定する
現年収の伝え方について「一契約当たりの手数料率と年間の平均契約数を答える」と上述しましたが、この方法で算出した平均契約数から具体的な年収を伝える方法もおすすめです。
より具体的な年収の伝え方ですので、採用担当者にも伝わりやすく、実際に働くイメージを持たせることができるでしょう。
フルコミッション営業での平均契約数と応募先企業での手数料率が分かれば、おおまかな年収が見えてくるため、一度計算してみることをおすすめします。
固定給のある年収相場に合わせた希望年収を伝える
現年収を元に希望年収を伝えるのが基本ですが、保険営業の年収の相場から大きく外れている場合は、相場感に合わせた回答をしましょう。
もちろん企業によって異なりますが、固定給のある企業の年収相場は350~500万円ほど。
現年収が低すぎたり高すぎたりする場合は、上記の相場内に希望年収がおさまるよう回答するのが無難です。
企業が希望年収を聞く理由
転職活動における面接では、ほとんどの企業が希望年収を質問します。
その理由は、単純に入社後の年収の参考にするためということもありますが、実はその他にも理由があります。
企業が希望年収を聞く理由は以下の2つです。
- 応募者の実力を判断するため
- 採用条件やレベル感が合っているか確認するため
それでは上記の理由について詳しく見ていきましょう。
応募者の実力を判断するため
採用担当者は、応募者の希望年収からどれほどの成果を上げてくれるかをイメージします。
ここで、採用担当者に「この応募者は成果を出しそう」と思わせなければ選考を通過することは難しいでしょう。
希望年収が低すぎても高すぎても、あなたが成果を出すイメージを持たせることはできないので、応募先企業の相場感については事前に確認しておくと安心です。
また、応募企業に1件当たりの報酬を確認しておけば、契約件数に応じて年収を算出できるので、面接前に年収を想定しておきましょう。
採用条件や営業のレベル感が合っているか確認するため
企業は希望年収を聞くことで、応募者とのレベル感が合っているかを確認します。
企業が想定する年収よりも応募者の希望年収が高すぎる場合は、扱う商材や1件当たりの成約に対する報酬がミスマッチしている可能性があります。
一方、希望年収が低すぎる場合は、企業が求めるスキルが伴っていないと判断されてしまうかもしれませんので、気をつけましょう。
希望年収の伝え方のポイントを押さえて内定を勝ち取ろう
フルコミから固定給プラス成果報酬型の企業に転職する際、現年収や希望年収の伝え方に悩む方も多いかもしれません。
しかし、年収の伝え方を知ることで、上手く回答することができます。
フルコミから、安定した給料がもらえる企業に転職を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。