これまで保険営業として培ってきた知識と経験を存分に活かし、業界内での転職活動を行う上で、応募書類はとても重要なツールです。
中でも「志望動機」の欄は、自分の内面を表現できる唯一の場所。
各種経歴など淡々とした事実を列挙する書類の中で、個性が現れる重要な場です。
そこで志望動機を書く上で重要視したい7つのポイントを紹介します。各ポイント毎の例文も合わせて確認してみてください。
目次
志望動機7つのポイント
保険営業の「志望動機」を書く際に、取り入れたい7つのポイントを紹介します。
「志望動機」を書く場合、その企業への転職の熱意を伝えることも大切ですが、応募に至った明確な理由を示すことも大切です。
金融商品の販売を担う営業には、誠実さと高い信頼が必要です。
そのため「志望動機」の文中には必要な要件をロジカルに記することが大切です。
一方で、その中に人間性や誠実な気持ちを取り入れることも重要な要素になります。
必要書類の中で「志望動機」は唯一自分の内面を表現できる場です。
論理的な理由の中に、自分らしさを意識して書くことをおすすめします。
ここからご紹介する7つのポイントをうまく取り入れながら、自分らしい「志望動機」を作り上げてみてください。
なぜ、金融業界を選ぶのか?
保険は金融商品のひとつです。
志望の理由をロジカルに説明をするためには、まずは数ある業種の中で、なぜ金融業界を選んだのかを記すといいでしょう。
例えば、
「豊かな人生設計には、金融商品のサポートは欠かせないから」
「学校で学べない金融商品の重要性を伝えたいから」
「自分自身が人生設計をした時に、金融の知識がとても役に立ったから」
「金融の知識は人生設計の上で最も重要なことだと思うため、金融商品の必要性を伝える仕事がしたい」
など、金融商品特有の価値と自分の着眼点を結びつけていくと表現しやすくなると思います。
なぜ、保険商品の営業を希望するのか?
多くの金融商品の中で、なぜ保険商品を販売する保険営業を選択しているのかを示すことは「志望動機」で重要です。
保険商品のどの部分に価値や魅力を感じるのか?またそれを仕事にすることの意味や価値を書くといいでしょう。
例えば、
「万一のための保障がある豊かさを伝えたい」
「将来への不安をひとつでも取り除く助けになりたい」
「自分の仕事が、人生設計を支援することにつながるところが嬉しい」
など、保険商品特有の価値を取り入れつつ、自分の役割を表現するのがおすすめです。
なぜ、乗合代理店を希望するのか?
保険商品を販売する営業職は、保険の乗合代理店以外にも証券、銀行、保険会社など他の選択肢もあります。
その中で、なぜ保険の乗合代理店を選ぶのかをしっかりと書くことが重要です。
例えば、
「人生設計は千差万別で、選ぶ保険の種類は多い方がいいとこれまでの経験で強く感じたため」
「保険商品毎の細かな差を見極め、より良い商品を提案するのが楽しい」
「商品ラインナップが多いと、商品ではなくお客さまを主にした営業ができる」
「保険商品を選ぶ手伝いをするという営業スタイルが得意だから」
など、乗合代理店の特徴を示しつつ、その特徴に自分の思考や価値がフィットしていることを示すことが大切です。
なぜ、その会社で働きたいのか?
多くの乗合代理店の中で、なぜその会社に転職したいのか?それは志望動機の中の中核を担う内容です。
どれだけ事前にその企業のことを理解しているかが読み取れる部分でもあるため、企業の情報をできるだけ集めて、その要素をうまく活用し記載することが重要です。
また、乗合代理店は一見すると違いが分かりづらい企業体制ですから、その企業らしい特徴、他とは違うポイントを見つけ、文章に取り入れることがおすすめです。
例えば、
「御社の●●という姿勢は、お客さまに心理的な不安を取り除くもので、その配慮に保険営業への理解が深いと感じたため」
「バックオフィスのサポート体制に営業としての安心感と働きやすさを感じたため」
など、営業職としてその会社の一員になり、働きやすいと感じたことの理由を示すといいでしょう。
なぜ、営業職を担いたいのか?
保険の知識を活かした多くの職務があります。
その中でも営業職を選ぶ理由は、営業という仕事が自分の特性を活かせると考えてのことでしょう。
自分の特性を踏まえて、保険を販売することの魅力を記してみてください。
例えば、
「保険商品は分かりづらい部分がありますが、私は難しいことを分かりやすく説明することが得意です」
「話すことよりも聞くことが得意なので、お客さまの思いをしっかり聞き取った提案型の営業ができる御社で活躍できると思っています」
など、自分の特性と代理店での保険営業の特性をうまく融合させるといいでしょう。
自分の性格から会社への貢献を示す
これまでの保険営業の経験を踏まえて、自分が得意なことと苦手なことを分析した結果、得意を活かせる企業で営業をしたいと考えていることかと思います。
その自分の得意なことがどのようにその企業に貢献できるかを示すことは「志望動機」として重要ですし、自分自身のことを知ってもらうことにもつながります。
例えば、
「私は保険商品の説明をしたり、商品選択のお手伝いをすることが得意ですが、これまでの経験で新規開拓は少々荷が重かったと感じています。そのため説明を希望されているお客様へ営業するスタイルの御社なら、私の営業力が生きると感じています」
など、自分の苦手なこともあえて入れつつ、自分の営業スタイルが伝わるような要素を入れるといいでしょう。
自分のプライベートな特技や趣味を交えて、動機を立体的に
「志望動機」は事実を淡々と記載する応募書類の中で、唯一自分らしさを伝えることができる箇所です。
仕事の面だけではなく、自分という人間性にも興味を持ってもらうのもその後のステップに大きな影響をもたらすでしょう。
例えば、
「私は毎朝15分ほど近所をランニングすることを習慣としています。頭も身体もスッキリするので、活力が湧いてきます。元々人と話すことが好きですが、ランニングを習慣にするようになってからこれまで以上に、お客さまと会ってお話しすることがとても楽しくなりました」
「私の趣味は登山ですが、登山を始めてから、自然から多くの事を学び人間性が豊かになりました。お客さまとの対話も穏やかに進むことが多くなり、成約率が高まっていると感じています」
など、自分の趣味などを通じて、自分の営業スタイルや価値を伝えるといいでしょう。
金融業界に特化した転職エージェントを使うメリット
「志望動機」に取り入れたい7つのポイントは、応募する企業や業種、職種、業界などの情報を踏まえた上で作っていく必要があります。
土台となる情報が不足したり、的を得ていないものだと、せっかくの志望動機が台無しになることもあります。
そういった意味でも、転職活動を成功させるためには、情報の量と質そして、何よりも鮮度が重要になってきます。
企業によって、選考方法や応募の基準は様々です。
選考者の好みも合否に関わってくるかもしれません。
しかし、このような企業側の事情は、個人レベルではなかなか分かりづらいものです。
転職エージェントを使った転職活動は一般化していますが、より良い応募書類の作成のためにエージェントのサービスを活用するのもいいでしょう。
金融業界に特化した転職エージェントは、金融界への理解に加え、長年培ってきたネットワークを元に、個々の企業の深い情報を把握しています。
内定の角度を高めるために、エージェントのキャリアアドバイザーと相談しながら、各種情報を踏まえて応募書類を作成することもおすすめです。
まとめ
保険営業の「志望動機」を書く7つのポイントは、ロジカルな志望動機の説明と自分の人間性や自分らしさのバランスを取りながら書いていくことをおすすめします。
「志望動機」の欄は、自分の内面を表現できる唯一の場所です。
応募企業に興味をもって読み進めてもらうために、7つのポイント毎の例も参考にしながら作成してみてください。
私たちHonesty(オネスティ)は、金融・保険を専門としている「特化型」転職エージェントです。
保険営業を経験したキャリアアドバイザーも在籍しています。
各種情報を踏まえながら「志望動機」の作成もサポートしていますので、気軽に相談してみてください。