保険業界の転職で押さえておくべき質問5つ|面接で効果的な逆質問も解説

2023.3.17

転職活動における面接は、基本的にはどの企業も同じような流れで行われます。
そのため、一般的な質問と保険業界ならではの質問を併せて対策すれば、面接で慌てることなく回答できるでしょう。

特に、保険業界の面接で注目されるポイントは以下の2点です。

  • 目標達成意欲があるか
  • コミュニケーション能力があるか

上記ポイントを踏まえて、質問に回答するよう心がけましょう。

本記事では、保険業界の転職活動で必ず押さえておきたい質問や、保険業界の転職に効果的な逆質問の例もご紹介しています。

質問への回答が思いつかない方のために例文も用意していますので、ぜひ参考にしてください。

面接で効果的な逆質問を解説

転職活動の面接で押さえておくべき質問5つ

一般的に転職活動における面接では、どの企業も同じような質問をすることが多いです。

つまり、面接でよく聞かれる質問の回答について予め対策しておけば、自信を持って回答することができるということ。

一方で保険業界ならではの質問もあるため、併せてご紹介します。

それでは、転職活動の面接において対策すべき質問と、その回答について詳しく見ていきましょう。

質問1.転職理由

【質問意図】
面接官が転職理由を聞く意図は、「応募者が転職を通して希望が叶えられるのか」「前職のような不満があった場合すぐに退職しないか」を判断するためです。

ここで注意すべきなのは、現職または前職の不満をストレートに伝えてしまうこと。
転職先でも同じようなことが起こったらすぐに辞めてしまうと懸念され、選考通過が難しくなる可能性があります。

【回答例】
私は保険営業を通して、お客様のお役に立てることに非常にやりがいを感じます。
しかし、現職では教育職を任され、自分で営業する時間を取ることが難しい状況です。

現職の上司には営業に専念したい旨を相談しましたが、他に教育できる者がおらず、現状が変わりそうにありません。

そこで、現職では営業に専念することが難しいと判断し、御社のように営業に集中できる会社への転職を決意いたしました。

質問2.志望動機

【質問意図】
面接官が志望動機を聞く意図は、「自社に対してどれほどの熱意があるか」を見極めるためです。
面接官は、自社に魅力を感じている人と一緒に働きたいと思うため、企業分析は徹底的に行いましょう。

【回答例】
これまで国内生命保険会社で営業をしておりましたが、取扱商品が少なく、お客様にとって商品の選択肢が狭くなってしまうことに悔しい想いをしました。
そのため、御社のような乗合代理店で、複数の保険会社の商品を扱える会社で働きたいと考えるようになりました。

その中でも御社は、業界NO.1のお客様満足度を誇っており、私も御社で一人でも多くのお客様の役に立ちたいと考え志望しました。

質問3.強みと弱み

【質問意図】
応募者の自己分析がしっかりできているか判断するためです。
このとき、強みと弱みが表裏一体になるように回答すると一貫性を持たせることができます。

また、弱みに対する改善策も提示できると面接官に好印象を与えられるでしょう。

【回答例】
私の強みは仕事に黙々と取り組むことです。
一度目標を決めたら、目標を達成できるまで突き進むことができます。

一方、弱みは一度立てた目標をやり遂げる反面、仕事に集中しすぎて周りが見えなくなることです。

そのため、現在は周りの人に相談しながら進めるよう意識し、常に連携がとれるようにしています。

質問4.保険営業で工夫していた点

【質問意図】
営業スタイルは人によって全く違います。
そのため、面接官はこの質問を通して「その営業スタイルが自社に合うのか?」「自社でしっかり成績を残せるのか?」を判断します。

【回答例】
効率よくご成約いただくため、お声がけする時点で「良いご提案ができたら当社に乗り換えていただけるか」をヒアリングし、見込みになりそうかを確認していました。

同じ「アポ1」でも、ただ話を聞いてくれるだけの方と、真剣に保険を考えている人では、前者のアポ数が 0 に等しくなってしまいます。

そのため、できるだけ早い段階で、見込みになりそうなお客様かどうか見極めるようにしていました。

質問5.保険業界での失敗談

【質問意図】
応募者が失敗に対してどのような対応をできるかを判断するためです。
失敗経験から何を学び、その後どのように改善したのかを伝えましょう。

【回答例】
保険営業での最大の失敗は、いただいたご契約が早期に失効してしまったことです。
失効してしまったお客様は、給与口座と保険料支払い口座がそれぞれ別の口座でした。
そのため、保険料を払い込む口座の残高が2カ月分不足し失効となりました。

しかし、この失敗経験から、お客様が保険契約をしっかりと継続できるかどうかを見極めるため、毎月の収支を確認するようになりました。

また、お給料口座から保険料を引き落としていただくようにするか、給与天引きにしてご契約いただくよう徹底しました。
その結果、失効に対するリスク回避をすることができ、失効するご契約はなくなりました。

逆質問

保険業界の転職に効果的な逆質問

面接の最後に必ず聞かれる逆質問。

質問の回答を準備することも大切ですが、それと同じくらい逆質問の準備も重要になります。

なぜなら、逆質問の内容によっては意欲的な姿勢をアピールできる場合もありますが、反対にやる気がないと判断されてしまうこともあるからです。

そこで、保険業界の転職に効果的な逆質問と、NGな質問例をご紹介します。

逆質問OK例文

逆質問では、自分の強みや志望企業で働くことの意欲をアピールすることが重要です。
そのため、「逆質問を通してアピールしたいこと」をあらかじめ決めておくとスムーズに質問できます。

【逆質問OK例文】

  • 御社で成果を出している人の共通点を教えてください
  • 最短でキャリアアップした人の特長を教えてください
  • 御社で仕事をするうえで最も重視していることは何ですか?
  • 御社の仕事で一番難しいと思われる仕事を教えてください
  • 前職では、新規開拓営業を数多く経験しましたが、御社で求められる営業スタイルを教えてください
  • 営業職の働き方について、今後新しい取り組みはありますか?

 

逆質問NG例文

NGな逆質問の特徴は、仕事への熱意が感じられない、企業HPを見ればわかることを聞くなどがあげられます。

NGな逆質問の例を知り、効果的な逆質問を心がけましょう。

【逆質問NG例文】

  • 残業はどのくらいありますか?
  • 有給消化率はどのくらいですか?
  • 御社で一番力を入れている商品を教えてください

面接対策をしっかり行えば選考通過の可能性は上がる!

面接対策をしっかり行えば選考通過の可能性は上がる!

転職活動における面接では、どの企業でも基本的な質問内容は同じです。

そのため、今回ご紹介した質問さえしっかり押さえておけば、面接官から好印象を持たれる可能性が上がるでしょう。

もちろん想定外の質問をされることもありますが、すぐに回答できない場合は考える時間をもらってから回答するのも一つの方法です。

また、質問への回答と同じくらい逆質問の内容も重要ですので、面接前に必ず準備しておきましょう。

保険業界への転職活動をしている方は、ぜひこの記事を参考にして転職活動を成功させてくださいね。

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