専属代理店(一社専属)から乗合代理店への転職はおすすめ?メリット・デメリットを徹底解説!

2023.2.24

保険営業の経験がある方であれば、一度は乗合代理店への転職を検討したことがあるのではないでしょうか。

乗合代理店は様々な保険を取り扱っており、お客様の求める保険を販売できると人気を集めています。働きやすいという印象を受ける乗合代理店ですが、本当なのか気になりますよね。

本記事では、専属代理店(一社専属とも呼ばれる。以下同様。)と乗合代理店の違いや、メリット・デメリットについて解説しているため、乗合代理店に転職するかどうかの判断ができます。

専属代理店から乗合代理店への転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

専属代理店と乗合代理店の違い

専属代理店と乗合代理店には、以下の違いがあります。

  • 集客方法の違い
  • 必要なスキルの違い
  • 乗合代理店は国内生保より販売手数料が高い

それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。

集客方法の違い

専属代理店の場合、営業職員が自ら集客する必要があります。自身の知り合いや、企業に勤めている会社員の方にお声がけをし、見込み客を作ることがほとんどです。

一方、乗合代理店の場合、アポイントを会社が提供していることもあり、元々ニーズのあるお客様に対してご提案します。

そのため新規開拓に時間を多く割かれることがなく、商談に集中することができます。

必要なスキルの違い

専属代理店と乗合代理店では働き方が違うため、必要なスキルが異なります。

上述しましたが、専属代理店の会社は自身で見込みのお客様を探す必要があるため、新規開拓のスキルが求められます。紹介でお客様を繋ぐのはもちろん、テレアポで見込みのお客様を増やさなければいけません。

一方、アポイントを提供している乗合代理店の場合、新規開拓をする必要はありません。

しかしその分、商談力や幅広い提案力が求められるため、商談スキルに自信がある方に向いているでしょう。

乗合代理店は国内生保より販売手数料が高い

乗合代理店は国内生保よりも販売手数料が高いと言われています。そのため、国内生保から乗合代理店に転職すると、収入が上がる可能性があります。

一方、外資系生保と乗合代理店を比較した場合、販売手数料に大きな差がない場合が多いです。外資系生保の場合は、販売すればするほど手数料率が上がっていく仕組みとなっています。

そのため、外資系生保でより多くの保険商品を販売している人にとっては差を感じられないでしょう。

専属代理店と乗合代理店の違い

 

乗合代理店のメリット

乗合代理店のメリットは以下の3つです。

  • お客様のニーズに沿った提案ができる
  • 引受の幅が広がる
  • 自由にスケジュールを組めるケースもある

それでは乗合代理店のメリットについて詳しく見ていきましょう。

お客様のニーズに沿った提案ができる

専属代理店の場合、商品がお客様のご要望に合わず、契約に繋がらないこともあるでしょう。

しかし乗合代理店は専属代理店とは違い、複数の保険会社の商品の中からお客様のニーズに合った商品を提案できます。

そのため専属代理店よりも、お客様に対して自信を持ったご提案が可能です。

引受の幅が広がる

お客様の健康状態が思わしくなく審査に通らなかった経験や、自社でお引受できなかったお客様が他社で加入できたという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

専属代理店の場合、このように審査に関して悔しい思いをすることがあるはずです。

しかし、保険会社によって審査のお引受の判断基準は様々であるのが事実です。

審査に厳しい会社がある一方、引受の基準が比較的緩い会社も存在します。乗合代理店であれば、持病を持つ方でも幅広い選択肢から保険を選ぶことができます。

さらに引受基準が緩和された商品や、どんな方でもご加入いただける商品を取り扱う保険会社もあるため、より多くのお客様にご加入いただくことが可能です。

自由にスケジュールを組めるケースもある

専属代理店の場合は毎朝朝礼があり、決まった時間に出社しなければならない会社もあります。

しかし乗合代理店は、会社によって直行直帰も可能で、毎日出社する必要がない場合があります。

もちろん必ず出社しなければならない日が定められていることがありますが、自分のペースで仕事をしたい方には向いているでしょう。

乗合代理店のメリット

乗合代理店のデメリット

乗合代理店のデメリットは、以下の2点です。

  • 複数の商品を取り扱うため覚えることが多い
  • 教育環境が整っていないことがある

デメリットについて詳しく見ていきましょう。

複数の商品を取り扱うため覚えることが多い

上記のメリットでもお伝えしましたが、乗合代理店は複数社の保険を販売することができます。

裏を返せば、それぞれの保険商品の特徴を覚えなければならないため、より多くの知識が必要になるということです。

保険商品は会社ごとに細かい違いがあり、違いを明確に覚えなければなりません。お客様に間違った情報をお伝えしないためにも、正確な情報をインプットする必要があります。

しかし、商談中にどうしても不明点が生じた場合は、保険会社の担当者やコールセンターに電話で質問することができるため安心してください。

教育環境が整っていないことがある

乗合代理店の場合、専属代理店よりも教育環境が整っていないことがあるため注意が必要です。

専属代理店では、商品知識やコンプライアンスに関する研修を定期的に実施している会社が多く存在します。

しかし、乗合代理店は教育体制が未熟であることが多く、自主的な勉強が求められます。

保険業界は、法改正や新商品の発売など、情報の流れが早い業界のため、常にアンテナを張り自主的に勉強し続けなければいけません。

教育環境が整っていないことがある

まとめ

乗合代理店は、保険商品の幅が広がるため、より多くのお客様のお役に立てるでしょう。

また、自由にスケジュールを組めるケースもあり、自分のペースで仕事できるのが非常に魅力的です。

取り扱う保険商品が増えるため勉強量も増えますが、電話で直接保険会社に問合せができるため、安心して商談できます。

専属代理店と乗合代理店どちらが良いというわけではないため、ご自身に合う働き方を選択しましょう。

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